先輩を知るInterview

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発想を広げよう
仕事を楽しもう

川合 雄介Yusuke Kawai建築設計デザイン科卒 2009年中途入社

デザイン2課

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環境設計から広告ビジュアルの製作まで
社員になって分かったPSSの幅広いフィールド

PSSに入社する前は設計会社で店舗の内装設計に携わっていましたが、他の環境でもっと視野を広げたいという想いからその会社を退職。PSS入社当初は派遣社員として、商業施設の環境設計や店舗の設計管理に携わっていました。
その後、正社員になってからは現在の部署に移り、パルコやパルコ以外のお客様のご要望に応じて、広告や販売促進(プロモーション)に関わるMDディスプレイ・装飾演出・イベント企画・ツールの展開等を計画・指揮しています。さらには、展示会のブース設計や商業施設・テナントに向けたVMDのご提案なども行っており、業務領域がとても広い部署です。
現在は、ディレクターとして、外部のデザイナーやクリエイター、製作・施工等の専門会社やイベント会社と協力して様々な計画を形にしています。

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成功を目指してキャンペーン全体を捉え、
人を動かし、具体的に形にする。
その全ての過程に面白さがある

パルコでは、パルコの考えるマーケティング戦略(広告・プロモーション・PR)に基づき、主にプロモーションの計画に関わります。基盤となるコンセプトをつくり、チームメンバーとともに消費者に「関心を持たせる」「買う気にさせる」ためにどうすべきか、何が必要か、どう伝えるかを考え、ディスプレイ装飾やツール全体の考え方を設計し、個別の制作物に落とし込んで進行します。
例えば、クリスマスキャンペーン時には、パルコが作成したキャンペーン広告をもとに、各店のマーケット特性を加味し、どこでどのように装飾演出や告知を行うかを考えます。人通りの多いウィンドウには、見た人がウキウキするようなディスプレイを展開した方がいいのではないか、人が滞留できるスペースにはツリーだけでなく写真を撮りやすい仕掛けを考え、とどまってもらうためのイベントをするのはどうか、装飾スペースがない場合、ビルの外観をギフトのようにラッピングしてはどうか、ショップ店頭に一押しの商品を魅力的にディスプレイするためのツールを作ってはどうか、間口の大きいショップで目立つようサイズのバリエーションを作ってはどうか、と様々な観点でプロモーションを形作るものを検討していきます。
この一連の消費行動を考えた内容に応じて、デザイナーやクリエイターを選定し、適切な制作物を具体的にデザインしていくのが私たちの仕事です。ある程度のセオリーはあるものの効果測定が難しいので、トライアンドエラーを繰り返しながら成長していくことができ、非常にやりがいを感じられます。

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どうしたら飲食店に人が集まるか。
装飾からメニューまで発想を広げる。
そして仕事は思いっきり楽しむ

最近の印象深い仕事が、飲食店が入居するビルの周年キャンペーンです。パルコ以外の仕事では、お客様の要望に応じて広告・プロモーション・PRを計画します。集客には、分かりやすくてインパクトある食のテーマが必要だと考え「肉フェス」を企画しました。広告と装飾には、骨付き肉にアメリカンヴィンテージ風のデザインを用い、グラフィックでビルをラッピング。肉をかじるフォトスポットを作り、館内サインも肉の形に。飲食店ではキャンペーン限定肉料理を作ってもらう企画を、筋肉自慢のイケメンがパフォーマンス&お姫様だっこ撮影のイベントetc...こんなことやったら楽しんでもらえるかも?あんなことやったら売上が上がるかも?インパクトがあるかも?と自身も楽しみながら、想像力をかたちにできることもこの仕事の魅力です。

先輩のとある1日

09:15出社後、チームのメンバーと進捗確認

出社後は一週間、一日のスケジュールを確認。メールチェック。社内でチームを組んでいるスタッフとの業務の進捗確認を行なう。ディレクションの仕事は、チームで動くことも多く、自分にはない発想に気付かされたり、提案に厚みや幅ができるので、チームの連携は大切なことです。

11:00演出計画の打合せ

進行中のプロジェクトごとに社内で打合せ。この日はパルコの演出計画の打合せだったため、パルコの担当者と上司も入って制作物のサンプルについてのディスカッションとともに、進捗状況を共有。プロジェクト進行中の進捗確認は、最終的なアウトプットをする上で、とても重要なことです。

13:00企画書の作成

夕方に打合せをするデザイナーとの資料の細かい修正と、来月行なわれるイベントプランのまとめを行なう。午前中は確認業務が中心で、考える仕事は頭がクリアになった午後に行うことが多いです。

16:00社外デザイナー、施工業者と打合せ

チームメンバーとともに、広告を制作するグラフィックデザイナーと打合せ。その後、別の企画展案件の施工業者と、実際の会場で本番をイメージしながら、現地で打合せ。複数の案件が同時進行するのは日常茶飯事です。もともと人と接するのが好きで、自身の強みでもある、「相手の話を聞くこと、引き出すこと」が、お客様の満足の創造に役立っていると思います。

18:00退社

この日は、打合せ先より直接退社。帰り道、新しくオープンした商業施設に立ち寄ってトレンドをリサーチすることも。帰宅後は晩酌を楽しんだり、自分のひきだしを増やすために映画をみたり、スケッチ・読書・アート鑑賞をしたりしています。

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後輩へのメッセージ

この仕事に重要な能力は、自分の考えをきちんとアウトプットできることだと私は思います。キャンペーンにはさまざまな人が関わり、意見が飛び交います。自分の考えや意志をしっかり示さないと、声の大きい人に引っ張られてしまうかもしれません。企画の大切な部分は妥協したくないという気持ちを持ち、狙いやコンセプトから外れないよう、プロジェクトの指揮を執り続ける気力と体力も必要です。やりたいことに挑戦できるやりがいや、社員の意見で新しいことを実践できる懐の深い会社だと思うので、ぜひ、やりたいことを自由にやってみてください。