【想いをカタチに】
SCビジネスフェア2022 ブース製作ストーリー
荒木秀暢
クリエイティブディレクター
2022年1月26日(水)~28日(金)に、日本ショッピングセンター協会主催「SCビジネスフェア2022」がパシフィコ横浜で開催され、
パルコグループ3社(パルコ、パルコデジタルマーケティング、パルコスペースシステムズ)が共同出展いたしました。 ▶ 実績紹介「SCビジネスフェア2022」
今回は、想いをカタチにしながら出展ブースを作り上げた過程について、クリエイティブディレクターの荒木 秀暢さんにお話を伺いました。
【想いをカタチに】SCビジネスフェア2022 ブース制作ストーリー
ブースを作り上げるにあたって、まずはどのようなことからスタートするのですか?
荒木
「今年の出展では、何を目的として訴求・PRしていくか」という、デザインに入る前の初期構想から関わります。
メンバーとのディスカッションで様々な意見を引き出して、コンセプトを設定するところからスタート。そしてヒアリングした内容を言語化して整理しつつ、イメージをピックアップして形にしながらメンバーと進行していきました。
メンバーとのディスカッションで様々な意見を引き出して、コンセプトを設定するところからスタート。そしてヒアリングした内容を言語化して整理しつつ、イメージをピックアップして形にしながらメンバーと進行していきました。
今年のテーマ「ドキドキ♡meets PARCO」は、どのようにして決まりましたか?
荒木
PARCOのパーパスである「感性で世界を切りさく」を基点に、イメージと言葉の両軸でアイデアを考えていき、時代背景や今回の出展における目的などを鑑みて、まずは「人」をテーマにしました。
コロナ禍において、リモートワーク、ネットワークの加速、人流の最小化、価値の変容、SDGsの浸透、それに伴い都市、街、環境のあり方も目まぐるしく変化しています。
そんな中、何よりも変化しているのは「人」ではないかという仮説をたてました。
パルコでは、働く人の考えや行動が時代をつくり、その時代に合わせた環境、街、空間を創ります。
そこから発信するワードとして「ドキドキ」というエモーショナルな部分を届けるコンセプトを打ち出しました。
コロナ禍において、リモートワーク、ネットワークの加速、人流の最小化、価値の変容、SDGsの浸透、それに伴い都市、街、環境のあり方も目まぐるしく変化しています。
そんな中、何よりも変化しているのは「人」ではないかという仮説をたてました。
パルコでは、働く人の考えや行動が時代をつくり、その時代に合わせた環境、街、空間を創ります。
そこから発信するワードとして「ドキドキ」というエモーショナルな部分を届けるコンセプトを打ち出しました。
「ドキドキ」をデザインに落とし込むために注力したことを教えてください。
荒木
エモーショナルな部分を伝えたいので、視覚的に最も表現しやすい「カラー」と「造形物」に注力しました。
ハートフルな「赤」をキーカラーとして設定し、その中でも思い思いの感情のニュアンスに濃淡をつけることで奥行きのある表現にしています。
造形物としては素直にテーマが伝わるように、誰もが分かりやすい「ハート」をモチーフとしました。
さらに感情的な表現を突きつめるために、照明のフェード効果によって「鼓動」を表現することで、よりコンセプトを強調する演出を行いました。
また、展示部分では一般的な情報訴求ではなく、人の手が加わって初めて知ることができる体験要素も組み込みました。
様々なコミュニケーションを通してパルコのこれからを知っていただき、一緒に仕事がしたいと思っていただける、そんな時間を過ごせる様に一つ一つデザインを描いています。
ハートフルな「赤」をキーカラーとして設定し、その中でも思い思いの感情のニュアンスに濃淡をつけることで奥行きのある表現にしています。
造形物としては素直にテーマが伝わるように、誰もが分かりやすい「ハート」をモチーフとしました。
さらに感情的な表現を突きつめるために、照明のフェード効果によって「鼓動」を表現することで、よりコンセプトを強調する演出を行いました。
また、展示部分では一般的な情報訴求ではなく、人の手が加わって初めて知ることができる体験要素も組み込みました。
様々なコミュニケーションを通してパルコのこれからを知っていただき、一緒に仕事がしたいと思っていただける、そんな時間を過ごせる様に一つ一つデザインを描いています。
「照明のフェード効果」のような演出方法もご自身で考えられているのですか?
荒木
費用対効果を考えたときに、造作的なコトではなく視覚、感覚に訴える光や音を使って「ドキドキ」を表現できないかと思い、照明設計を手掛けているチームに相談しました。すると、照明自体がインパクトのある造形の一部となりつつもエモーショナルな表現が可能なアイテムを提案してくれて、それがイメージしていた以上のモノだったので、即決でデザインに取り込みました。
そのほかの展示部分や全体のバランスなどでも専門的な知見を受けることで、よりクオリティの高い空間にすることが出来ました。
そのほかの展示部分や全体のバランスなどでも専門的な知見を受けることで、よりクオリティの高い空間にすることが出来ました。
テーマを決める際に「コロナ禍」であることを意識していたようですが、ブースに反映させたことはありますか?
荒木
展示会主催者からはソーシャルディスタンスと手指消毒を徹底するよう言われておりましたので、ブース自体は密にならないよう壁を作らず開放的な空間にしました。
ほかにはハートをデザインしたアルコール消毒のボトルラベルを製作して、ブース内の統一感と、ちょっとした遊び心を楽しんでいただきながら安心して展示をご覧いただくことを目指しました。
プランを開始した当初からコロナ禍において開催自体がどうなるか分からない状況でしたので、もし開催中止になったとしても、特設WEBページを作って今回の取り組みを表現できればと考えていました。
新型コロナウイルス感染者は開催日直前で急速に増えてしまいましたので、ご来場を控えることになってしまった方のために「リアルで作った現場の空間や展示」を何とか届けることが出来ないか、社内でDXを推進しているチームに相談しました。
そして急遽、Matterportを使ったバーチャルブースを作成して特設WEBページの中で公開することになりました。
バーチャルブースの発案は開催日の1週間前でしたが、社内にDXに特化したチームがいることにより、時間がない中でもスピード感をもって実現することが出来ました。
ほかにはハートをデザインしたアルコール消毒のボトルラベルを製作して、ブース内の統一感と、ちょっとした遊び心を楽しんでいただきながら安心して展示をご覧いただくことを目指しました。
プランを開始した当初からコロナ禍において開催自体がどうなるか分からない状況でしたので、もし開催中止になったとしても、特設WEBページを作って今回の取り組みを表現できればと考えていました。
新型コロナウイルス感染者は開催日直前で急速に増えてしまいましたので、ご来場を控えることになってしまった方のために「リアルで作った現場の空間や展示」を何とか届けることが出来ないか、社内でDXを推進しているチームに相談しました。
そして急遽、Matterportを使ったバーチャルブースを作成して特設WEBページの中で公開することになりました。
バーチャルブースの発案は開催日の1週間前でしたが、社内にDXに特化したチームがいることにより、時間がない中でもスピード感をもって実現することが出来ました。
制作中に心掛けていたことやこだわりはありますか?
荒木
その時その瞬間に表現すべきオリジナリティが伝わるように試行錯誤いたしました。
コロナ禍という状況で、今何を伝えるべきか。どんなことを表現するべきか。
それらが出来るだけ分かりやすく訪れた方に伝わるように心がけました。
また、今回は自社が参加するイベントなので自分たち自身も楽しめるような空間づくりを意識しました。
コロナ禍という状況で、今何を伝えるべきか。どんなことを表現するべきか。
それらが出来るだけ分かりやすく訪れた方に伝わるように心がけました。
また、今回は自社が参加するイベントなので自分たち自身も楽しめるような空間づくりを意識しました。
最後に、アピールしたいことなどがありましたらどうぞ!
荒木
ひとつの部門だけでなく照明設計やDXなど様々なチームと横断的に連携し、蓄積されたノウハウや豊富なリソースを取り入れることができるところが強みです。
「よりそうチカラで 想いをカタチに。空間を未来へ繋ぐ。」という弊社のパーパスの通り、「想い」の整理、コンセプト策定、プランから、「カタチ」にするためのデザイン的な表現、制作までを、ブランディング志向を大事にしながら一貫して手掛けることで、プロジェクトの規模を限定せず、価値を最大化して表現いたします。
どんなご相談でもお声がけいただければ喜んでお話を伺いますので、ぜひお問い合わせください。
一緒にいいものを作りましょう!
「よりそうチカラで 想いをカタチに。空間を未来へ繋ぐ。」という弊社のパーパスの通り、「想い」の整理、コンセプト策定、プランから、「カタチ」にするためのデザイン的な表現、制作までを、ブランディング志向を大事にしながら一貫して手掛けることで、プロジェクトの規模を限定せず、価値を最大化して表現いたします。
どんなご相談でもお声がけいただければ喜んでお話を伺いますので、ぜひお問い合わせください。
一緒にいいものを作りましょう!