心の通ったコミュニケーションを実現する透明ディスプレイ
「SEE-THROUGH Interaction」
当社では、人と人とのつながり方が多様化している現在において、お客様に寄り添ったコミュニケーションツール、空間づくりに取り組んでいます。
今回は取り組みの一例として、See-Through Interaction(シースルーインタラクション)をご紹介いたします。
See-Through Interaction
「ろう・難聴者や高齢者の方、海外の方とのコミュニケーションがうまく取れない…」そんなお悩みはございませんか。
汎用性ある透明ディスプレイ
株式会社ジャパンディスプレイが提供する透明インターフェース「Rælclear（レルクリア）」を活用した取り組みを行っています。音声認識・文字起こしアプリを介し、ディスプレイ上に双方向の会話を文字として表示することで、コミュニケーションの可視化、サポートを目指しています。イメージ画像・動画などを表示し、アイキャッチ、広告としての活用も可能です。スタイリッシュ、スリムなデザインで、新たな情報掲示媒体としての活用や内装デザインとの掛け合わせなど、様々なシーンでの展開を検討しています。
コミュニケーションの可視化
透明ディスプレイ（＝シースルー）だからこそ、相手の表情を見ながら会話をすることが可能となり、話した言葉がディスプレイに浮かび上がることでスムーズに情報を伝達することが出来ます。会話の文字起こしによるろう・難聴の方とのコミュニケーションや、翻訳機能による海外の方とのコミュニケーションをより円滑にすることを目指しています。
※写真の関係上、ディスプレイ背景に色がついていますが、実際は付きません
お客様に寄り添ったコミュニケーションツール・空間作り
使用シーンを想定した試験設置
See-Through Interaction×インフォメーションカウンター
昨今、商業施設のインフォメーションサービスにおいて、省人化や無人化、廃止を行う施設が増えてきている中、Face to Faceのコミュニケーションによるお客様に寄り添ったサービスの一環として、インフォメーションカウンターへの設置を検討しています。実際のカウンターに設置し、お客様へのコミュニケーションツールとしての有効性の検証を行いました。
See-Through Interaction×空港内店舗
全日空商事株式会社が運営する「Before U Go(ビフォーユーゴー)：旅行者が抱える課題を解決し観光時間の最大化に寄与するサービスを提供する那覇空港内の店舗」に、約1ヶ月間試験設置を行いました。
海外観光客をはじめとした接客時のコミュニケーションにおける有用性を検証し、オペレーションには改善の必要があるものの、多言語対応へのスタッフの不安軽減、多言語間コミュニケーションの可視化による正確な伝達・意思疎通のサポートにつなげることができるとの結果となりました。今回の検証を踏まえて「See-Through Interaction」のアップデートを行い、ご提案・ご提供に繋げてまいります。
このような取り組みを通じ、お客様や出店者様に寄り添い、誰もが快適に訪れることができるインクルーシブな施設、空間の実現に貢献してまいります。