渡辺 芳之助 設備の仕事は「ビルが“普通”であり続けるためのホームドクター」のような存在です。

空間の快適さを維持するためにはデスクワークも必要

2002年に入社してひばりが丘パルコの設備に配属されてから、岐阜~名古屋~浦和パルコを経験しながらもずっと設備の業務に携わっています。
私たち設備の仕事は、パルコを利用されるお客様やパルコで働く従業員の皆様が快適と思える環境作りを目指し、電球交換から空調・エレベーターなどの大規模な設備機器までを管理・メンテナンスすることです。しかし、日々の巡回や点検結果等を生かしながら長期的な修繕計画や更新計画を立てることも重要な仕事で、実際の業務ではデスクワーク(*1)やコミュニケーション能力も求められます。
*1 ・見積もり書類作成
  ・工事計画の策定・稟議書の作成
  ・発注業者の選定・折衝・手配・調整など
  ・新規テナント出店に関わる工事管理・調整

チームワークの良さが快適な空間を創造する

日常の業務はこのような流れです。

① 前日の作業日報確認(事故案件等)
② パソコンにてメール確認
③ 朝礼(前日からの報告や引継ぎ確認)
④ 館内巡回
⑤ 設備点検(スケジュールに則った定期的な点検)
⑥ 中礼(遅番者を交えた引継事項の確認)
⑥ 横断会議(事業所各セクション集合)
⑦ 修繕計画の段取りや、業者作業の段取りや資料作り

浦和パルコは店舗の規模が比較的大きいことから設備スタッフも多いため、朝礼と中礼を行うなど、コミュニケーションをとり、情報の共有に漏れがないように心掛けています。
つい先日のことですが、年配の方から「公衆電話に当たる照明が暗くてお金が入れづらかった」とインフォメーションのスタッフにご意見が寄せられたことがありました。それを聞いて現場へ行き、照明の角度を変えて公衆電話が明るくなるように調整をしたところ、2〜3日後に同じお客様から「すぐに対応してくれてありがとう!」とお褒めの言葉をいただいたんです。実際は脚立に登ってちょっと作業をしただけで全くコストが掛かっていないんですが、「部署内の連携が上手く取れていることが良い空間をつくって行くんだな」と感じて嬉しくなりました。

設備の仕事は建物のホームドクターのような存在です

建物は人間とよく似ていて、それぞれに癖や性格があります。若いうちは故障が少ないのですが、歳を重ねるとだんだんと不調や故障が出てきます。設備の仕事はそんな生き物のような建物としっかりと対峙し日々接していく事で、不調に早くに気づき故障を未然に防いだり、癖や特徴を熟知する事で最適な方法でケアする事が出来ます。まさに建物のホームドクターのような存在ですね。

例えば映画館やホテルが入っているビルでの工事は調整が必要ですし、店舗ごとに実に様々な状況があります。また、導入されている設備もそれぞれ異なるため、別の店舗に配属されるとその機器のことを一から勉強しなくてはならないなど、「建物が“普通”であり続けるために、そして環境をもっと良くするため」には常に努力を重ねる必要がある仕事です。
でも毎日少しずつ進む建物の老朽化を食い止めながら、できるだけ長く、生き生きとした空間を維持するのは、この仕事の大きなやりがいのひとつですね。

就職活動中の学生の皆さんへのメッセージ

「元気で明るく、そして好奇心旺盛に!」
これは色んな人に言われる言葉ですが、やはり大事なことです!これから社会人になる上で最初の武器になるはずですよ。頑張ってください!!

プロフィール 渡辺 芳之助

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